中国周遊40日間 H西安
翌晩、ウルムチを出発して西安には60時間、3泊4日の列車の旅。中国のB寝台(硬臥)での列車の中、 これまで中国語ばかりの環境の中で一人過ごしていることや、慣れない食事などで、かなりストレスがたまっ ていたのだろうと思いますが、猛烈に胃が痛くなりはじめました。
トイレで何度も吐き、夜も眠れない状態が続きました。中華料理は受け付けず、列車の間ずっとバナナばかり
を食べて過ごし、心身ともにボロボロの状態で西安に到着しました。とりあえず、西安駅前のホテルにチェッ
クインし、激しい胃痛をかかえて横になり、全く観光に出かけることも出来ず、このまま旅行を続けるかどう
かを真剣に考えました。
西安は、昔の長安の都。三蔵法師が旅を始めた場所です。元気なら「ここが長安の都だったのか〜」などと遠い 昔に思いを馳せることも出来たんでしょうけど、その時は全くそれどころではありません。とにかく胃痛が激し く、食事も中華料理は全く受けつけないのでお金のことなど気にせず日本料理店ばかりに行ってました。出て行 くと現地の人から「CHANGE MONEY?」と声をかけられます。この時ばかりは「うるさ〜い」などと怪物君ばりに 怒鳴ってしまっていました。
中国に来る前に、桂林の水墨画のような景色は見たいと思っていたので、何とか旅行を続けたいと思い、勇気を 出して病院に行くことにしました。猛烈な痛さに最悪は入院かもという不安はありましたが、出発前に海外旅行 傷害保険に入っていましたので最悪の場合でも何とかはなるだろいうという思いもありました。
しかし、医者は当然中国語。大きな病院だったので、たまたま英語の話せる人がいて、僕自身かなり心細い英語力でしたので病 状など伝えられるのか不安でしたが、問われたのは「PAIN?」と言いながらおなかのあちこちを触るだけの英語 。助かりました。診断書を見ると「急性胃炎」と書かれていました。診察料は日本円で1000円。助かった〜 1000円で済んだので海外旅行傷害保険も使わずにそのまま支払いを済ませましたが、後で考えると、何かイ ンチキ土産物を売りつけられたような気持ちになりました。www
病院でもらった薬をキチンとのむと2日ほどで痛みはほとんどなくなり、旅行を続けようと思えるようになりました。
西安では、楊貴妃が温泉を楽しんだという華清池、秦の始皇帝の墓である秦始皇陵、秦の始皇帝の墓を守る埋葬物として一緒に 埋められた兵士や馬の人形を並べた秦兵馬俑を観光しました。どれもまだ痛みを抱えながらの観光でしたので、ただ「そうか」 と思っただけでした。もったいないことをしました。
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