中国周遊40日間 Cフフホト
フフホトまでは夜発12時間の硬臥の列車の旅。中国の列車には寝台車の軟臥(A寝台)と硬臥(B寝台) と、座席の軟座(グリーン車)と硬臥(普通車)があります。
夜から朝にかけて走る列車なので寝台車、そして周りの人とコミュニケーションが取れる硬臥にしました。 3段ベッドで向かい合わせなので他の中国のお客さんと一緒になります。中国に来てからヒゲも剃らず、服 もホテルのお風呂で洗濯しながら旅行してきているのでクタクタになってきており、僕の見た目も日本人に は見えなくなってきていました。
スポンサードリンク中国語で話しかけられることばかりなので、メモに「日本人」と書いたものを持っていて、見せると「オー、リーベンレン」と言いな がら周りの乗客にも大声で「リーベンレン」「リーベンレン」と言いふらされ同じ車両の人たちが、たくさん集ま ってきて口々にいろいろな質問をされているようでしたが、全くわかりません。そのうち、皆飽きたのか、通じな いとわかったのか元の席に戻っていきました。
この列車では僕のベッドの向かいに若い夫婦と2歳くらいの子供がいて、子供はどこの国の子供も同じですが、
チョロチョロと動きまわります。そして、3段ベッドの一番上に上ろうとして2段目の上あたりから手を滑
らせて列車の床まで落ちました。日本の子供だったら絶対に泣くような状況なのに、その子は全然泣きませ
ん。かえって「ミスった!」と言わんばかりに怒りに身を震わせてました。国民性なのか、スパルタ教育が
なされているのかはわかりませんが少しも泣きませんでした。
翌朝、フフホトに到着。内蒙古飯店内の旅行社で大草原ツアーを申し込みました。フフホトに来た目的は大 草原を見に行きたいというものでした。その日は、街をブラブラしながら過ごし、翌日から1泊2日の大草 原ツアー参加の為に早めに寝ました。
翌朝、大草原に向けて出発しました。いつもは専用バスで出発するようでしたが、9月後半というシーズン 外れの為か、普通の乗用車で移動しました。僕1人に英語ガイドと日本語ガイドがついてきました。草原に は「パオ」と呼ばれるテントのようなものが点々と置かれておりました。
到着後、ミルクティーのような飲み物を出してもらい飲みました。飲んでビックリ、塩味でした。普通に出
しておいて塩味かいっ!って突っ込みを入れたくなりましたが、当たり前の飲み物だったようです。
草原では乗馬が出来るからと誘われ3時間180元ということで乗りましたが、騙されそうな気がしたので、乗り はじめからストップウォッチで時間を計りながら始めました。海外に出ると何故だか途端にせこくなります ね、、、。2時間くらいで飽きてしまい、180元払うからもういいやと言うと3時間を超えたので超過料金を 払えと言われました。予想していたことなので、3時間を超えていないことをストップウォッチを見せても 全く理解してくれません。「お前はウソをついている」と。どっちがウソをついているんだと思いました が、全然折れる様子はありません。結局、馬に乗れと言ってきた人は怒って帰っていきました。日本では 普通に過ぎていく一つ一つのことが全然普通に過ぎていかなくて困ることばかりでした。
夜になると残照の中、波をうって続く草原の向こう、真横に見た少し上のあたりにも星が光っていました。 半円球状に空が見え、草原のすぐ上に星が輝いていました。本当に美しい風景にみとれました。
しかし、そんなロマンチックな時間もつかの間で夕食の時間になり、このツアーではパーティをするのが恒例のようで現地の人 たちにアルコール度数の高い酒をたくさん飲まされ、酔っ払ってベロベロになってしまいました。別のパオに泊 まっていた日本人カップルの男はベロベロなり、トイレまでたどり着けず、真っ暗な草原で漏らしてしまってい ました。僕も、その後記憶がなくなり、起きると誰のパオかわからないパオで寝ていました。
強烈な二日酔いでしたがあまりの寒さで目が覚めてしまい、そのまま大草原を後にしました。フフホトの街に 戻ると、一緒に大草原ツアーに日本語通訳として同行してくれたガイドが「僕の通う大学で一緒にごはんを食 べましょう」と言ってくれ、内蒙古師範大学の学食に行き夕食を共にしました。その後、寮の部屋にも案内し てくれ、ルームメイトに紹介してくれました。その中には軍服を着ている人が混じっていて非常に怖く感じま したが、中国では兵役があるとのことで、その彼はちょうど兵役中だったそうです。当時の僕は25歳、当然 兵役もないし、きままで気楽な旅行中。中国に来てから、ホントに自分が如何に苦労していないのか思い知ら されることばかりでした。
フフホトのホテルに戻って次の目的地は牛肉麺の蘭州に決めました。せっかく中国に来たんだからおいしい 麺類を食べたいと思い、翌日の蘭州行きの列車を予約しました。
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