中国周遊40日間 B北京
見たかった天安門広場も、故宮も、万里の長城なども見ることが出来たので、次の目的地を どうしようかと考え始めました。ルートをどうしようかなど、あまり決めずに出てきましたので 昼間歩き回っては、夜は早めにホテルに帰り「地球の歩き方」を読んでは考えていました。
そして、次の目的地は「フフホト」に決めました。もう北京で見たかったものはすべて見たので出来
るだけ早くフフホトに行けるように今日か明日のフフホト行きの切符を買えればと思いながら北
京駅に行きました。そんな何げない思いで行った北京駅でしたが、衝撃的な光景が広がっていま
した。閉まっている切符売り場の前に千人以上はいるであろう人々が、いつ開くとも知れない切
符売り場の前で座り込んでいたり、大きな布団袋のような荷物を枕に地面に寝ていたりという状
態です。老人、年頃の女性や小さな子供までいました。
「地球の歩き方」を読むと外国人専用切符売り場があるとのことで、駅構内に入っていくとソフ ァーが置かれ、コーラの自動販売機まであり、切符売り場も並ぶことなく、すんなりと翌日発の フフホト行きの切符を買うことが出来ました。ちょっとした空港のラウンジのような雰囲気で、 切符を買ったらすぐにホームに行けるような場所に位置し、エアコンまで効いていました。あま りにも呆気なく切符が買えたことや、この優遇された環境に、またショックを受けました。外の 人たちのくたびれ方は、もう並び始めて数日が経ったような状態だったのに。
この差は一体なんなんだ。僕は仕事に嫌気がさして、弟の一枚の写真がきっかけで、言うなれば
思いつきで中国に来れたけど外の人たちは切符一枚買うのにも大変な思いをしている。こんなに
差をつけてもらえるほど偉いのか!どうなっているんだ!そんな思いに駆られるほど北京駅での
この光景は衝撃的でした。切符を買い、駅構内を少し歩いて見てまわりました。階段の踊り場で
、20歳前後の女性が布団袋に体を預けて疲れて寝ていました。その横で兄弟なのか、まだ小学
生くらいの男の子がボーッと座っていました。複雑な思いのまま、翌晩、北京駅からフフホト行
きの列車に乗りました。
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